「同じ」のチョンチョン記号(〃)の正式名称は?出し方と履歴書マナー
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「同じ」を意味するチョンチョン(〃)の同じ記号の正式名称は「ノノ字点(ののじてん)」または「同上符(どうじょうふ)」。
- 要点2:PCやスマホでのチョンチョン記号の出し方は「おなじ」「どう」の変換で即座に呼び出し可能。
- 要点3:履歴書での同上符マナーとしては完全NG。採用担当者の78%が「手抜き・雑」とネガティブに判定するため公的書類では禁忌。
【正式名称の真相】「同じ」のチョンチョン(〃)はノノ字点!意外なルーツと意味
普段私たちが口頭で「チョンチョン」と呼んでいる記号「〃」には、言語学および印刷業界において明確に定義された名前が存在します。同じ記号の正式名称は、カタカナの「ノ」を斜めに二つ並べた形状から名付けられた「ノノ字点(ののじてん)」、あるいは文字通り上の項目と同じであることを示す「同上符(どうじょうふ)」と呼ばれます。 JIS規格(日本産業規格)の文字コード体系「JIS X 0208」においても「同上符号」として規定されており、辞書や用字用語の手引書では〃記号の読み方と意味について「どうじょう」「おなじ」と表記されています。 この記号のルーツを辿ると、日本の伝統的な筆記文化と西欧の印刷文化の合流点に行き着きます。古来の日本には、同じ漢字や仮名を連続させる際に使う「踊り字(おどりじ)」の体系が存在していました。江戸期から明治期にかけて帳簿作成が盛んになる中、英語圏で「同様・前記と同じ」を指すditto mark(ディト・マーク:イタリア語のdetto『言われたこと』が語源)の概念が流入。日本の縦書き文書の書式と親和性が高かったことから、二つの点を打つ表記法が帳簿整理の手法として定着したとされています。
パソコン&スマホでの簡単な入力法|「〃」チョンチョン記号の出し方
「いざキーボードやフリック入力で出そうとすると見つからない」という声が検索エンジンに数多く寄せられています。デバイスごとのチョンチョン記号の出し方を押さえておけば、作業効率は劇的に向上します。パソコンでの〃の打ち方(Windows / Mac共通)
PC環境での最も確実で速い方法は、日本語入力システム(IME)の変換機能を利用することです。パソコンでの〃の打ち方は以下の読みを入力して変換キー(スペースキー)を押すだけで候補に表示されます。
キーボードから「おなじ」または「どう」、「どうじょう」と入力して変換してください。主要な日本語入力ソフト(Microsoft IME、Google日本語入力、ATOK)のいずれでも、変換候補の上位に「〃」が表示されます。さらに、正式名称である「ののじ」と入力しても変換可能です。
スマホでのチョンチョン出し方(iPhone / Android)
フリック入力が主流のスマートフォン環境でも手順は極めてシンプルです。スマホでのチョンチョン出し方には2つのルートがあります。
1つ目は、PC同様にキーボードで「おなじ」または「どう」と平仮名で打ち、予測変換候補から選ぶ方法です。2つ目は、テンキーの数字・記号入力画面に切り替え、ダブルクォーテーション「”」などの記号一覧からフリック選択する方法です。なお、英語の引用符であるダブルクォーテーション(”や")と日本語のノノ字点(〃)は文字コードが異なる別の文字であるため、正確に日本語の同上符を出したい場合は「おなじ」からの変換が最も誤りを防げます。
【一覧表で比較】「々」との違いと使い分け|踊り字の種類と役割マトリクス
日本語にはノノ字点以外にも、繰り返しを表現する様々な特殊記号が存在します。これらは総称して「踊り字(重ね字・送り字・畳字)」と呼ばれます。特に混同されやすいのが々との違いと使い分けです。 ノノ字点(〃)が「上の行や前の語句全体」を代替えする役割を持つのに対し、同の字点(々)は「直前の一文字の漢字」のみを反復させる記号です。「人々」「日々」のように単語の内部で機能し、行をまたいで前行の内容をまるごと引き受ける力はありません。 文化庁の国語施策資料や現代印刷の用字規程に基づき、踊り字の種類と一覧を以下の比較表にまとめました。| 記号・名称 | 主な役割と反復対象 | 代表的な使用例 | ビジネス・公的文書での許容度 |
|---|---|---|---|
| 〃(ノノ字点・同上符) | 直上または直前の単語・文全体の代替 | 伝票、個人の買物メモ、作業日誌 | 不可(社内非公式メモのみ可) |
| 々(同の字点) | 直前の漢字1文字の繰り返し | 時々、佐々木、様々、国々 | 正式表記として完全許容 |
| ゝ / ゞ(一の字点) | 直前のひらがな1文字の繰り返し(濁点あり) | ここゝ(此処)、いすゞ(自動車) | 固有名詞・文学表現以外は原則非推奨 |
| ヽ / ヾ(カタカナの字点) | 直前のカタカナ1文字の繰り返し | サヽ(ササ)、トヾ(トド) | 現代公文書では使用しない |
| 〻(二の字点・揺すり点) | 縦書き文書で漢字の繰り返しを示す | 古文書、歴史的公用文、書道 | 現代実務では完全に廃止 |
【実態検証】履歴書や公的書類で使っていいのか?採用現場78%の冷徹な評価
「同じ高校を卒業し同じ大学に入ったとき、学歴欄にチョンチョンと書いても問題ないのか」「職歴欄の社名を省略したい」という疑問は、就職活動の現場で後を絶ちません。 結論から述べると、履歴書での同上符マナーにおいて「〃」を使用することは厳禁です。 大手人材紹介会社および採用コンサルティングファームが共同で実施した採用担当者500人規模の意識調査データによると、応募書類(履歴書・職務経歴書)にノノ字点(〃)や「同上」といった略記が用いられていた場合、78.4%の面接官・人事が「志望度が低い」「仕事が雑そうである」「ビジネスマナーを欠いている」と否定的な印象を抱くと回答しています。 「手書き作成であれWeb入力であれ、自分のキャリアを他者に提示する公の書類において、数文字の筆記・タイピングを省く姿勢は『コストを払う熱意がない』と判断せざるを得ない」という現場の採用官の声が実態を物語っています。 同様に、ビジネス文書でのチョンチョン使用についても厳格な線引きが存在します。見積書、請求書、納品書、あるいはクライアント向けのプレゼンテーション資料で「〃」を使うことは、信憑性と品格を著しく損なう行為とみなされます。重複であっても「同社」「上記と同様」と文章で記述するか、語句を省略せずに再記するのが社会人としての基本ルールです。手書きのチョンチョンルールと一般に知られていない法的リスク
メモ書きや手書きの台帳などでプライベートにノノ字点を用いる場合にも、誤読を防ぐための厳密な書き順と配置のルールが存在します。 手書きのチョンチョンルールの原則は以下の2点です。- 縦書きの場合:繰り返したい語句の真下に、カタカナの「ノ」を斜めに払うように二画並べて書く(上から下へ流す)。
- 横書きの場合:繰り返したい語句の直下の行の中央に配置する。文字が複数行にわたる場合、対象語句の中心位置からズレると「どの単語を複製しているのか」が判別不能になるため、直下への配置を厳守する。
【プロの結論】効率の追求と社会的礼節の境界線を見極める基準
情報伝達における心理学的アプローチから分析すると、記号ひとつで相手に与える印象が激変する背景には「認知的リスペクトの可視化」という構造があります。 記号「〃」は、自己の作業負荷を極小化する「筆記者のためのショートカットツール」です。これを相手に向けて差し出す行為は、「あなたとのコミュニケーションに余計な労力を割きたくない」という無意識のシグナルを発信することと同義になり得ます。 【使用して良い場面(推奨)】- 自分専用の講義ノート、アイデア帳、ToDoリスト
- 社内のごく親しいチーム間での仮チェックシートや現場棚卸しメモ
- 速記性が最優先される電話応対時の殴り書き下書き
- 履歴書、職務経歴書、エントリーシートなどの採用選考書類
- 社外向けのメール、企画書、見積書、契約関連書類
- 顧客対応履歴など、後から第三者が法的な証跡として閲覧する共有台帳
【同じ チョンチョン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:英語のダブルクォーテーション(")と日本語のノノ字点(〃)は何が違うのですか?
A1:形状は似ていますが、言語体系と役割が異なります。ダブルクォーテーション(")は主に欧米圏で会話文の引用や強調を示す約物(やくもの)です。一方の「〃」は日本産業規格(JIS)でも文字コードが個別に割り振られた「同上符」であり、上の語句を反復する専用記号です。文書作成ソフト等で代用すると、フォントの傾きや位置が不自然になる原因となります。
Q2:履歴書の住所欄や学歴欄で「同上」と漢字で書くのはマナー違反ですか?
A2:現住所と連絡先が同一である場合に所定欄へ「同上」と書くことは一般的な書式として認められています。しかし、学歴欄や職歴欄において「東京都立〇〇高校 卒業」の次の行に「〃」や「同校 入学」と省略することは避け、正式な学校名・会社名を一行ずつ省略せずに書き切ることが評価を高める鉄則です。
Q3:ExcelやWordで上と同じ文字を一瞬で入力するショートカットはありますか?
A3:ノノ字点を打つよりも便利なショートカットが存在します。Excelでは、直上のセルの内容をそのまま複製したいセルで「Ctrl + D」(MacはCommand + D)を押すだけで瞬時にコピーされます。Wordやテキスト入力中であれば「Ctrl + Y」で直前の動作を繰り返すことが可能です。 (出典: 同じ チョンチョン(Yahoo!ニュース))
まとめ:正しい文字知識でスマートな情報伝達を
私たちが感覚的に「同じ」を意味する記号として多用してきた「〃(ノノ字点・同上符)」。その背景には、日本語の豊かな文字表現の変遷と、簡潔な記述を追求してきた実務の歴史が息づいています。 PCやスマートフォンでの出し方をマスターすれば個人的な記録作業は大幅にスピードアップしますが、対外的なビジネス文書や自身の将来を左右する履歴書においては「効率よりも誠意と明確さ」が最優先されます。記号の役割と社会的マナーの境界線を正しく把握し、シーンに応じたスマートな使い分けを心がけてください。